一般社団法人 日本ドローン防犯防災支援ネットワーク

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【緊急注意喚起】急激な暑さが続く中での「熱中症」対策について

今週に入り全国的に急激な気温の上昇が続いています。 東京都心でも連日34℃前後の厳しい暑さが予想され、関東地方をはじめ多くの地域で熱中症警戒アラートが発表されています。 まだ体が暑さに慣れていないこの時期は、命に関わる危険な熱中症が発生しやすくなります。

◆ 急激な暑さに慣れていない今こそ危険
本格的な夏を前に、体が暑さに対応しきれていない方が多い状態です。 急に35℃前後まで気温が上がると、発汗や体温調整が追いつかず、体に大きな負担がかかります。 この「初夏の猛暑」は熱中症のリスクが最も高まる時期です。 特に高齢者や小さなお子さまは体温調節機能が弱いため、周囲の見守りと声かけが非常に重要です。

◆ 一般的な熱中症対策(屋外・屋内どちらも重要)

外出時の注意点
・水分をこまめに摂りましょう(のどが渇く前に飲む)
・帽子・日傘を使って直射日光を避ける
・通気性・吸汗速乾の服装を心がける
・日陰を活用して、こまめに休憩をとる
・暑い時間帯(昼~夕方)の外出・作業はできるだけ控える

家の中でも油断しない
・起床後すぐに水分補給を
・バランスの良い食事で体力を維持
・軽い運動(ウォーキングなど)で汗をかく習慣をつける
・しっかり睡眠を取り、体調を整える
・飲酒後は脱水しやすいため特に注意を

◆ 熱中症になりやすい方を支え合いで守る

高齢者の方
・のどの渇きを感じにくいため、時間を決めた水分摂取が有効
・室内でも熱中症になるケースが多く、エアコンの使用が不可欠です

乳幼児・小学生など
・背が低いため、地面の熱を直接受けやすい
・体温調節機能が未発達で、衣類調整が必要
・ベビーカーや車内放置は命に関わるため絶対に避けてください

◆ 熱中症の初期対応
万が一、熱中症の症状が見られた場合は以下の対応をすぐに行いましょう。
1)日陰や冷房の効いた室内へ移動
2)衣服をゆるめて体を楽にする
3)首・脇の下・足の付け根などを冷やす
4)水分補給(意識がはっきりしている場合のみ)
※呼びかけに反応がない、意識がもうろうとしている場合は、すぐに119番へ通報してください。
※スマートフォンから通報する際は、現在地の住所や目印を伝えることが大切です。

◆ 東京都などでは「エアコン設置補助」や「空調服購入支援」も
東京都をはじめ、各自治体では次のような補助制度が整備されています。
・エアコンが設置されていない家庭への設置費用補助
・暑さ対策としての空調服(ファン付き作業着)の購入支援
ご家庭の状況に応じて、ぜひ活用を検討してみてください。 詳細はお住まいの自治体ホームページにてご確認いただけます。

◆ 社会全体で支える意識を
熱中症は、「自分だけの問題」ではありません。 周囲の一言、近所の声かけ、家族の見守りで救える命があります。
私たち日本ドローン防犯防災支援ネットワークでは地域の有識者の方々と連携をし、地域に寄り添った見守り活動や防災教育にも取り組んでいます。 この暑さを誰一人取り残すことなく、地域全体で支え合って乗り越えていくことが大切です。

熱中症は「予防」と「気づき」が命を守ります。
今後さらに気温が上昇する見込みです。どうか無理をせず、体調第一でお過ごしください。 引き続き、当法人では防災・減災に関する情報を発信してまいります。