NEWS&TOPICS お知らせ・新着情報
2025.12.27
年末年始の移動は【出発前の判断が命を守る】
年末年始は帰省・旅行・買い出しなどで移動が増える時期です。 一方でこの時期は、強い寒気の流れ込みにより 大雪・猛ふぶき・路面凍結が重なりやすく、短時間で交通環境が一変します。 雪がピークを越えたように見えても、雨で雪どけ → シャーベット化→夜間の再凍結という“次の危険”が続きます。
私たちは全国の防犯防災意識向上を目的に地域を絞らず「いま全国で起こり得るリスク」と「今日からできる備え」を整理して発信しております。
いま一番怖いのは「雪の量」だけではなく“雪+風”
雪に風が加わると、視界不良(ホワイトアウト)や吹きだまりが起きやすくなり、立ち往生・追突・路外逸脱のリスクが跳ね上がります。 さらに、積雪や凍結は交通障害につながるため、気象庁でも大雪警報は「交通障害など重大な災害の恐れ」を前提に発表されます。
情報確認は「気象」と「道路」をセットで
大雪時は、安全確保を最優先に通行止め等の措置が取られる場合があります。 出発前と走行中は気象・道路情報をこまめに確認し、不要不急の外出を控える/行程を見直すことが呼びかけられています。
<判断のコツ>
・「通行止めの可能性」「荒天時の注意喚起」が出た段階で、予定を“変更できる形”に組み替える
・目的地だけでなく、通過ルート(峠・高架・海沿い・山沿い)の状況を確認する
・迷ったら「時間をずらす」より「移動そのものを見直す」(立ち往生は救助・物流にも影響)
雪どけ後の「再凍結」が事故を増やす
雪どけで路面がシャーベット状になるとハンドル・ブレーキが効きにくくなり、夜間の冷え込みで再凍結するとブラックアイス化することもあります。 橋の上、トンネル出入口、交差点、カーブ、日陰は特に危険になりやすいので、急のつく操作(急ブレーキ・急ハンドル・急加速)を避け、早め減速を徹底してください。
冬用タイヤ+チェーンは「携行だけでなく早めの装着」
国交省等も積雪・凍結路では 冬用タイヤの確実な装着と チェーンの携行・早め装着を強く呼びかけています。 「必要になってから付ける」は吹雪や渋滞の中では現実的に難しくなります。
<最低限の備え>
・防寒:防寒着、毛布、カイロ
・滞在:飲料水、非常食、簡易トイレ、懐中電灯、モバイルバッテリー
・脱出:スコップ、軍手・ゴム手袋、長靴、牽引ロープ
・走行:チェーン(サイズ確認)、装着練習(事前に)
・基本:出発前に燃料を十分に(渋滞・通行止めに備える)
※立ち往生時は、マフラー周辺が雪で塞がれないよう周囲の除雪にも注意してください。
「年明けの寒波」は“予報幅”があっても備えのスイッチに
「10年に一度」レベルの大雪の可能性が話題になっていますが、これは気象庁の早期天候情報(6~14日先を対象に、5日間降雪量が“かなり多い”確率30%以上などで発表)として整理されています。 確定情報ではない一方で、長距離移動や物流、帰省計画の見直しを早めに始める合図になります。
「まとめ」
・情報は「気象+道路」で確認(通行止め・注意喚起が出たら計画を組み替える)
・冬用装備は必須(タイヤ・チェーンは早め装着)
・雨→再凍結の罠に備える(夜間・日陰・橋・トンネル出口)
・早期天候情報は“備えのスイッチ”
私たちは、全国の防犯防災支援につながる情報発信を続けます。 ご家族・職場・地域の連絡網でも、この記事の要点だけでも共有いただければ、事故や立ち往生のリスク低減につながります。